ある日、ある内緒（ないしょ）の紛争地帯で．．．

戦車長 「 どうかね、このポーズは？ 」
砲　手 「 なかなかに凛々（りり）しいお姿で 」
戦車長 「 ムフフ、そっ、そうか？ 」

（ このページの写真は拡大します ）

戦車長 「 ではこの角度はどうだ？ 」
砲　手 「 益々（ますます）もって 」
戦車長 「 ナハハ、そうだろう。これだから支配階級はやめられないねぇ 」

戦車長 「 だがこの戦車はハッチに取っ手も無くて閉める時に指が挟（はさ）まっちゃうんだよな。痛てっ 」
装填手 「 そりゃ素組みですからね 」

戦車長 「 す組ってことは、味噌組とか塩組とか酒組とかあるのか？ なら酒組がいい」
装填手 「 なーんやそれ、もう、やんなっちゃうなぁ 」

という訳で、ハッチ内側のディテールの追加を忘れました。してあげれば戦車長も喜びます。

キットはタミヤのMM48。根気に自信が無くても完成できる大変良いキットです。

４ｋモニターの購入を記念して拡大画像を大きくしてみました。ムヒヒ。

ちなみに T-55 は まあるい砲塔が素敵な、ロシアが誇る超ベストセラー戦車であります。

バリエーションも多く、近代化改修バージョンやイスラエルのチラン等、面白いです。

おまけの戦車長の造作も きわめて良好。

ヘッドギアは黒ですが、同じ黒の服とつながって水中ダイバーに見えるので茶色にしました。

今回のウェザリングは油彩での描き込みが中心。

ネコ砂、いやピグメントを散らし、サビ多めで鼻にツーンと抜ける感じであります。


Mar.07.2021