登場したのは 1944年の春。タイガーやパンターを相手に戦ったその戦車は、その後半世紀に渡り世界中のあらゆる戦場で使用されました。

走攻守の基本機能に徹し徹底的に無駄をそぎ落とした結果、優れた生産性と保守性、高い費用対効果を実現した旧ソ連の傑作戦車です。

その実績とシンプルな外観から、私の最も好きな戦車でもあります。




キットはフジミ。金型は古いけれど雰囲気がとても良く、モデラー心をそそります。

細部を手直しすると、ドラゴンやトラペとは違った素敵な仕上がりを見せてくれます。




ウェザリングはいつものウォッシングとドライブラシにパステル。今回は鉛筆の芯も少々。

バーリンデンを目指すものの、毎回途中で脱線。結局、それが私の作風だったり。


フィギアはプライザー。造作が驚くほど良く、小さな青い目玉も入りました。エナメルの筆塗りでウォッシングもドライブラシもせず、明暗は描き込みです。

絵的な配色優先で好きに塗りました。実際の服はほとんど黒に見えるブルーかグレーでブーツやホルスターも黒だったようです。

May.08.2008